【東工大生×Webサービス開発者】のブログ

Webサービスを個人開発しました。大学生活と良質しながら、開発や運営のなかで、記事にしたいものを発信します。

時間効率を上げるために、大学生が【イシューから始めよ】読んでみた③

本記事は、前回の続編となります。

 

polymerchemistry.hatenablog.com

 

 

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前回は、どうイシューを特定するのか、についての内容でした。

今回からは、2記事にまたがって仮説ドリブンという考え方についてまとめていきます。

 

そもそもの生産性の定義に戻るが、良いイシューを定めてもそこで仕事が終わったとは言えない。イシュー度×解の質で示される通り、解の質を高めていく必要がある。

解の質を上げる方法、著者は仮説ドリブンと名付ける考え方について説明していく。

 

この仮説ドリブンで解の質を高める方法としては2Stepsである。

1つ目が、ストーリーラインをつくること

2つ目が、絵コンテを作ることだ。

前半ではストーリーライン作りをあつかう。

 

仮説ドリブン①

定義:仮説ドリブンとは何か

まずは、ここでいう仮説ドリブンな考え方について定義したい。

この考え方は、イシューから導かれる仮説に基づいて分析を行うというものだ。

言い換えると、イシューがすべて正しいと仮定し、そのためには何がデータとして必要か、を逆算してアプローチするものである。

 

ここで対局となるのが、多くの人間が慣習的に取り組む問題解決の手法である。

具体的には以下の通りだ。

①とりあえずデータを集めまくる

②データの意味合いを考える

③ストーリーを組む

 

これが従来のアプローチであり、本で紹介されている仮説ドリブンは、これとは逆の考え方となる。

ではさっそく、このアプローチについて深く説明していく。

 

Step1: イシューを分解する

いきなりイシューを起点に答えを出そうとしても、解の抽象度が大きく応えることが難しい。例えば、店の売り上げを上げようとしても、じゃあ度のパラメーターを見るの?となりかねない。

そこで、イシューを細かく分解する必要がある。

以下では、その分解方法について示していく。

 

意味のある分解とは

ここでイシューを分解する前に、良い分解について考えたい。

ここでの良い分解とは、イシューの分析を助けるものを指す。

 

良い分解とは、

・本質的に意味のある塊で砕くこと

MECEであること

の2つが挙げられる。

 

本質的に意味のある塊とは、塊ごとにその特徴が顕著に表れる事であると私は捉えている。

例えば、レストラン、ここではサイゼリアを例にとるが、その売り上げを年齢別に分けることはあまり意味がないだろう。なぜなら、サイゼリアは幅広い客層に親しまれており、20代であろうと50代であろうと客単価や客数に大きな違いはないだろう。

それであれば、ランチとディナーで分ける、デザートとご飯の様に分けたほうが、まだ両者に差が出るであろう。

このように、セグメンテーションした時に、その特徴が如実に現れることが非常に大事である。

 

MECEは、就活したことがあるものなら聞いたことがあると思う。

要は、モレなくダブりなく、ということである。こちらは、詳しく説明しない。

 

 

具体例:事業コンセプトの分解

良い分解の条件を学んだところで、一つの具体例をとってみたい。

 

例えば、新規事業開発においてシニア向けのサービスが有用ではないか、というイシューがあったとして、このままでは大きすぎる。

そこでイシューを分解する。

 

事業コンセプト = 事業モデル × 参入市場

この様にすることで、サブイシューを具体的に提示することが出来る。

 

事業モデル

・収益はシニア側からではなく、企業側からの方が大きいのではないか

・要素AにUSPを持ってくることで、多くの顧客を集められるのではないか

 

参入市場

・セグメントAは市場縮小に逆行し、成長しているのではないか

・セグメントBに対する競合は少なく、ブルーオーシャンではないか

 

とまぁ、具体例なのでサブイシューの質は低いのだが

要は、分解することで仮説の粒度が大きくなるということを示している。

 

 

イシュー分解をする型

実際、イシューを効果的に分解することは難しい。

どの様にセグメンテーションを行うことで、効果的な切り分けがなされるのか、自分で考えることは、非常に困難であろう。

 

しかし悲観する必要はなく、世の中にはイシュー分解の型、いわゆるフレームワークというものが存在している。

ビジネスであれば

・WHERE: どの市場を狙うのか

・WHAT: 具体的にどのような勝ちパターンを気づくべきか

・HOW: 具体的にはどのような取り組みをするべきか

 

スポーツであれば

・WHERE: どのポジションを狙うべきか

・WHAT: 何をすることで、優位性を気づくか

・HOW: 優位性獲得のためには、何をすべきか

 

といった具合に、多くの事例において先駆者が築いた方が存在する。

その方に頼るのが、非常に有効であろう。

 

と同時に、自分なりの型を作れるようになると、問題解決のスキルは飛躍的に上昇する、とも述べられている。

 

 

逆算により、型を導く

上記の様に、新規性の高い課題の場合は、そのフレームワークが存在していない可能性がある。ここでは、その様な事例に対応する方法について述べていきたい。

 

新規性が高い場合、逆算をすることが有効だ。

具体的には、イシュー分解の頂点である最後に欲しいものから逆算する。

 

例えば、インターン生の人材募集を効率的に行いたいとして

その為には、内定に至るロードマップを作り、要素分けすることが出来る。

具体的には、

●学生サイド

・採用媒体で求人を見てもらう(認知)

・求人閲覧後に、応募したいという意欲を出してもらう(欲求)

●企業サイド

・学生の書類選考通過率(学生の質)

・内定後の辞退率

 

など、様々な要素に分解することができ、そこから利用すべき媒体や狙うべきターゲット層が見えてくるだろう。

 

この様に、型が見つからない場合でも、自分で逆算することが出来ると良い。

 

イシューを分解するメリット

ここまで、イシューの分解の仕方を説明したが、このメリットは2つある

・課題の全体像が見える

・サブイシューのうち、優先順位が分かる

 

1つ目については、先ほどから述べているように、大きすぎるイシューでは課題の精度が低いので、分解によって、粒度の高い仮説の基リサーチが出来る。

 

2つ目については、例えばであるが事業モデルを組むとして、参入市場が分からなければ、HOWもWHATもない

先にWHEREの仮説を検証しておけば、調べていたことが台無しになるパターンを回避することが出来る。

 

また、忘れてはいけないことが、サブイシューにも仮説を取る必要が大いにあることだ。サブイシューを検証するときも、まずは調べてみるアプローチをやめる必要がある。

 

 

Step2: ストーリーラインを組み立てる

個々のサブイシューに仮説を見出せれば、最終的に何を言おうとしているのかは明確になるであろう。次のステップとしては、それらのサブイシューを並べ替えることだ。

 

プレゼンを聞く側は、どの様な流れで、またどのようなファクトがあれば納得することが出来るのか、を考えながら、仮定に基づいてメッセージを組むことが、相手に何かを伝えるために重要である。

 

典型的な構成として、著者は次のように示している。

1.前提となる知識や問題点の共有化

2.カギとなるイシュー/サブイシューの明確化

3.それらの検討結果

4.結果から導かれる結論

 

これらに基づいて、今後のリサーチを進める事、すねわちストーリーラインを組むことは、以下の理由で役に立つ。

 

ストーリーラインを組むことの重要性

ストーリーラインを組むことで、PJの進行に大きな効果が期待できる。

また、その効果はPJの成熟度により異なるものである。

 

初期においては、仮説に基づいたリサーチを可能にし、なぜこのデータを集めているのか、が明確になる利点がある。

中期においては、仮説がどこまで検証されているのかが一目瞭然となり、進捗が見えやすい。また、新しい事実を肉付けしていくことで、臨機応変に対応できる。

末期においては、ストーリーラインがはっきりしているため、どの様にプレゼンを構築すればよいのかが明確となる。

 

ストーリーラインの型

ストーリーラインの構築の必要性は分かったが、どのようにしてストーリーラインを組み立てるべきかわからない、という人も多くいるであろう。

 

ここには大きく2つの型がある。

1つ目が、WHYの並べ立てである。

簡単に言い換えると、ある論Aに対する理由A, B, Cを並べていく方法だ。

ここでは、論点の抜けを防ぐためA, B, CがMECEである必要がある。

 

2つ目が空雨傘方式である。

・空:どこが問題であるか

・雨:この問題を解くためには、これを見極める必要がある

・傘:解決策はこれだ

 

具体的にサッカーチームで例えてみると、

・空:このチームは、DF面で失点が多すぎる

・雨:失点が多い原因は、DFではなくMF, FWに守備の意識が低いことが原因

・傘:守備がうまい、検診性の高いMF, FWをレギュラーに採用、練習メニュー変える

 

といった具合であろう。

余談ではあるが、これを書いていて自分はサッカーが好きだなと思った。

 

以上が、今回の仮説ドリブンの内容である。

 

要は、以下の2つのステップで解の質を高められるということだ。

・イシューを分解する

・分解したイシューに基づいてストーリーラインを組む

 

本記事は以上となります。

長文をお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

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